【テンプレート集】日常的に送信するメッセージ(熱中症の注意喚起)

PiCRO Managerの会員連絡機能は多くのスクールで日常的に活用していただいております。全スクール合計すると、2018年度の1年間で約306,000件の会員連絡が送信されており、受信者数は延べ7,530,000人となっております。この連絡の中には多種多様なものがありますが、中には具体的な要件でないもの、乱暴な言い方をすると必ずしも送る必要はないがあえて送っているものも存在します。そしてこれにも一定の効果が見込まれます。今回の記事では、そのような連絡に期待できる効果と、その一例としてこの時期にぴったりな熱中症の注意喚起を行うメッセージテンプレートを紹介します。

会員連絡に関するデータ分析

メッセージテンプレートを紹介する前に、会員連絡を送る効果について考えてみましょう。まずは会員連絡機能の利用状況についてまとめた下記の図をご確認ください。

今回は2018年以前からPiCRO Managerをご利用いただいているスクールを、会員連絡機能の利用の有無によって区分けしました。およそ8割のスクールで、会員連絡機能をご利用いただいております。これらのスクールが2018年4月1日から2019年3月31日までの間に送った会員連絡の送信件数はなんと306,128件にも及びます。その連絡を受信した会員の数は述べ7,533,379人で開封率は60.11%でした。

続けて下記の表をご覧ください。

2018年4月1日から2019年3月31日の間に送信されたメッセージの中から、本文に「熱中症」というキーワードが含まれているもののみを抽出し、最初の表を同じ内容でまとめたものになります。送信件数は1,441件で受信会員数は述べ77,945人、開封率は74.09%となっています。メッセージ全体の平均よりも開封率が約15%も高くなっています。

それでは続けて、熱中症関連のメッセージ自体ではなく、そのメッセージを送ったスクールと送っていないスクールの違いを見てみましょう。

送信件数や受信者数にも大きな差がありますが、特筆すべきは開封率の差です。熱中症関連のメッセージを送ったスクールの平均開封率は約72%、そうでないスクールは約30%と、2倍以上の差がついています。ここまで大きな差がつくということは、このようなメッセージを送信することには意味があると考えられます。

1つは定期的に会員連絡を送信することにより、保護者側がメッセージを確認する習慣がつくことです。例えば普段全く会員連絡機能を使用しないスクールが緊急連絡、例えば活動中に地震が発生して避難したというメッセージを送るシチュエーションを想像してみてください。保護者は会員連絡を確認するのに慣れていない状態だと思いますし、それどころかスクールからそのような連絡が送られてくること自体気づかないのではないでしょうか?これではいざというときの連絡も確認してもらえる可能性が低くなってしまいます。定期的に会員連絡を送ることで、保護者側もメッセージ自体やその確認に慣れることができ、いざというときの重要な連絡も普段どおり確認してもらえるようになるはずです。

さらに会員連絡に慣れることは、PiCRO自体に慣れることに結びつきます。スクールとのやりとりはPiCROで行うというイメージが保護者に根付けば、出欠の連絡やイベントや物販の申込みの利用率のアップにも必然的に繋がります。

また、定期的な会員連絡の送信はスクールと保護者間のコミュニケーションの活性化に繋がり、それが保護者のスクールに対する信頼感や安心に結びつくということも十分考えられます。

メッセージテンプレート

定期的に会員連絡を送信することのメリットについて解説しましたが、すぐに取り組んでいただけるように、熱中症に関するメッセージテンプレートをいくつか用意しました。ぜひコピーアンドペーストをしてご活用ください。また、マスタ管理から会員連絡用のテンプレートを保存し、メッセージ作成時に読み込むことも可能です。

  1. 練習参加への注意喚起

平素より、当クラブにご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

気温も高くなり練習会場も非常に暑くなっております。
それに伴い、熱中症にも注意が必要となります。

練習に参加するは際は必ず、飲み物とタオルをご持参ください。
近頃は大変暑く、水分補給も以前より頻繁にとっておりますので、
水分補給を十分に出来るよう、大きめな水筒で中身を十分に持ってきて練習にに参加してください。
また、飲み物はお茶や水ではなく、スポーツドリンクを持たせていただきますと幸いです

また、お子様の体調管理についてですが、保護者様の方でも下記のような症状にご注意ください。
・頭痛
・嘔吐、吐き気
・発熱
・寒気
・めまい
・いつもより元気がない
・ふらふらしている
・からだの痛み
・鼻血
・手足のしびれ
・下痢、腹痛

上記のような症状が見られる場合は、練習の参加を控えるようにご協力お願いいたします。

練習の際に上記のような症状が見られた場合、
スクール側の判断により練習参加のお断り、中断、お迎えに来ていただく対応をとらせていただきます。
ご了承くださいませ。

お子様の安全の為にも、何卒ご協力をお願い申し上げます。

===================================
○○スクール事務局
TEL:*
*

  1. スクールの方針説明(サッカースクール向け)

平素より、当クラブにご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

現在、<<スクール活動場所の地名等>>において記録的な猛暑となっており、
今後も気温の高い状態が続く見込みとのことです。
子供たちは夏休みに入り、大会、試合、練習、試合観戦など、より一層スクールでの活動が盛んになってきます。

つきましては、選手のみならず、日頃よりサポート頂く保護者の皆様の命と健康を守るためにも、
当スクールでは日本サッカー協会が策定した「熱中症対策ガイドライン」を参考にして、
熱中症対策を行っております。

保護者の皆様においても、下記のリンクからご一読いただけましたら幸いです。

【熱中症対策ガイドライン】 
https://www.jfa.jp/documents/pdf/other/heatstroke_guideline.pdf

【熱中症ガイドラインについて〈FAQ〉】
http://www.jfa.jp/documents/pdf/other/heatstroke_faq.pdf

事故のないよう細心の注意を払ってスクール活動を行って参りますので、
ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

===================================
○○スクール事務局
TEL:*
*

  1. 合宿前の注意喚起

<<合宿名>> 保護者の皆様

この度は、<<合宿名>>にお申込み頂き、誠にありがとうございます。
<<合宿名>>が近づいてきましたね。
参加するお子様は楽しみにしてくれていることかとは思いますが、
この暑さですので心配されている保護者の方もたくさんおられると思います。

当クラブでも熱中症対策には万全を尽くしますが、
子どもたちの安全のために、保護者の皆様もご協力お願い申し上げます。

熱中症対策として、下記の持ち物を再度お願いします。

①帽子
②タオル
③スポーツドリンク
④塩タブレット
⑤日焼けどめ、目薬等

・氷やスポーツドリンクなどはクラブ側でも十分用意をしております。
・宿舎やバスなどは冷房が効いております。

何よりもお子様の安全を最優先に考えて、<<合宿名>>に取り組みます。
ご心配はあるかと思いますが、お子様が成長して帰ってくる姿を楽しみに待っていて下さい。

ご不明な点や気になる点がございましたら、
こちらのメッセージに返信していただくか、お気軽に事務局までご連絡ください。
折り返し、ご連絡させて頂きます。

===================================
○○スクール事務局
TEL:*
*

まとめ

今回は熱中症対策に関するメッセージテンプレートを紹介いたしました。定期的に会員連絡を行うことが大切ですので、今後も日常で使用できるテンプレートを紹介していきます。

タイトルとURLをコピーしました